フィリピン マニラの大気汚染のもと
フィリピン マニラの大気汚染のもと。
私はフィリピンのマニラ特にマカティの大気汚染の現状を何度もブルグに書いている。
日本に一時帰国してからマニラに戻ってくると、するとしばらくは喉が痛くなる。
たぶん、たばこを吸わない人なら、だれもが感じるような違和感だと思う。
同じ マニラでもマカティから少し離れたエリアなら、いくらかはマシだと思う。
マニラ湾沿い、日本人が良くいく繁華街であるマラテ近辺に時々、用事があっていくと「少しマシだな」と感じる。
マニラ市内をタクシーで移動すると、周辺を走る車はそんなに古いものは走っていないことに気付くだろう。
(タクシー自身は使い古した状態が悪いものにあたることはままあるが)。
フィリピン政府の環境基準のことを私は知らないが、日本製でも、韓国製でも、そんなに性能が悪い、排ガスをまき散らすようなものではないはずだ。
ではなぜ空気が汚れるのか。
その1
自動車の絶対量が多い。
マニラ市内ではLRTが一本走っているだけで、公共交通は整備されていない。
日本、韓国、バンコクにみられるような公共バスもない。
その2
マカティ市内から郊外に通勤するのはLRTを使うか、中距離のバスを使うことになる。
大型バスやバンの場合。
この排ガスがひどい。
利益を上げるために最低限の整備で排ガスをまき散らす。
マカティの汚染がひどいのは、ひとえにこのバスのためだと思う。
その3
公共交通が発達しない代わりに庶民の足として使うのがジプニー。
7ペソという安い値段で移動できる。
2回、3回と乗り換えて、マカティまで通勤してくるフィリピン人も少なくない。
これもまた薄利多売の世界。
車の整備費などにお金をかけている余裕はないことが多く、
この排ガスもひどい。
これはマカティもほかの地域も大差ない。
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