日本人が減るフィリピン
日本人が減るフィリピン
これは統計を取ったわけではない、私の素人目線+数人の日本人の実感、感想で書かせていただきます。
最近、マニラで遊ぶ日本人の数が減っているという声をよく聞く。
長年日本料理店をやっているオーナーやカラオケ経営者からそんな話をしばしば聞く。
シルバーウイークや連休は「それなり」に、賑あうが、その間は、がっくりと減る。
以前よりその傾向ははっきりしてきているそうだ。
私が初めてマニラに足を踏み入れた10数年前、30代後半の私は私の感覚ではマニラの日本人の中では平均的な年齢だった感覚が残っている。
現在、30代後半の日本人男性が「マニラに来ました」という話を聞くと「若い人が来たなあ」という感じがする。
一方で繁華街のカラオケやその客をターゲットにした日系料理店、韓国系料理店はこの3-4年でグンと数が増えている。
5年10年前に、日本人の下で修行した能力のある、ある程度資本のあるフィリピン人が独立して自分の店を始めている。
繁華街はかなりの過当競争になるのでないだろうか。
なぜこんなことになるのだろうか?素人目線の分析を書かせていただきます。
10年前、20年前の30代と現在の30代を比べると
背景1
正規雇用の割合は約半分に減少。
収入に不安のある層は海外で遊ぶどころではない。
背景2
海外志向の減少
私が20代のころに、猿岩石がユーラシア大陸ヒッチハイクをして若者のアジアへの旅行が爆発的に流行した。
私はたしか社会人だったが、「どうして学生のとき、こんなヒッチハイク旅行をしなかったのか。猿岩石をあと10年早く見たかった」と思ったものだ。
まだ私が30代のころに、友達に、会社の同僚に「海外に行ってきます」というとそれが観光であれ、遊びであれ、それなりに「すごいな」という視線が感じられた。
今の20代、30代の中で「海外に行きます」といってもそれほど、大きな憧憬はないのでないだろうか。
年々パスポートの所有率、海外旅行の若者の人気は低下しているときく。
背景3
仕事で駐在する人を除いて、マニラフリークの方、よく観光にいらっしゃる方は5年10年のベテランの方ばかり。
平均的に年齢が上がっていき、健康や経済事情で問題が起きれば、徐々にいらっしゃることが難しくなる。
私のお客様(候補)の中には、しばしば30代の方がみえる。
いろいろな話をする中で、マニラでの私の日常生活を説明することもある。
日本人が減り、特に若い層が減る中で、30代独身の方がもし、しばらくマニラを観光されたら、ある場面では、日本では想像できないようなハーレムが経験できる。
私はいつも最後に付け加える。
「マニラの生活体験や観光についてはサポートします。
でもハマっても、私は責任とれません。マニラ生活体験は自己責任でお願いします」