鳥取地震とフィリピンの地震
21日鳥取に震度6を超える大きな地震があったそうだ。
名古屋や東京でも揺れを感じる大きなもの。
これを書いているときにも6人の負傷がネットのニュースで流れている。
実はマニラに住んでいいて、地震を感じたことは1回しかない。
またフィリピン人にきいても「そういえば数年前に1回あったかな」という程度の記憶。
少なくとも家屋に被害がでるような地震を多くのフィリピン人は経験していない。
東日本大震災を受けてマニラの小学校では、地震を想定した避難訓練も行ったそうだが、椅子を頭の上に載せたり、日本人感覚では「????」というものが頻発したそうだ。
無理もない。先生も含めて体験はだれもないのだから。
フィリピンは環太平洋火山地帯(地震地帯と表現しているサイトもある)の上にある。
火山活動上では、地震がいつ来てもおかしくない。
フィリピン在住、日本人の間では「震度5クラスが来たら、我が家は崩壊。覚悟している」なんて、冗談か本気かわからない会話が交わされている。
私が住んでいるのはマカティのコンドミニアム。
これ以上、上の階はペントハウスしかないという高層階だ。
建築に関しての基本的知識がないので、断言はできないのだが、建築中の高層ビル現場をみて、専門知識を持った人たちからは危険性の指摘をしているケースもある。
よく考えれば高層ビルが林立している東南アジアの諸都市はほとんど大きな地震を経験していない。
北京、上海、香港、マカオ、バンコク。
耐震基準の非常に厳しい、巨大地震の心配のある日本
過去の巨大地震の経験のない耐震基準が日本ほど厳格でないフィリピン
私はどちらかという後者の方が、地震という点だけでリスクが低いと勝手に思っているが、居住者の欲目でしかないだろう。