日給ラーメン一杯の国
先日、マカティを歩いていたら、新しいラーメン店を発見した。
ここはロビンソングループのコンドミニアム SIGMAというブランドの1階に新しく開店したNAGIというチェーン店のラーメン屋。
このシグマは準高級ブランドと言っていいコンドミニアム。
1杯4000ペソ+サービスチャージ。
フィリピンのラーメンはしばしば、フィリピンテイスト(甘くなる)に変化してしまうものだが、ここは日本と同じレベル。
思わず替え玉まで頼んでしまった。食べすぎ・・・・。
替え玉も入れて500ペソを超える。
500ペソと言えば、マカティでも1日の法律で定められた最低賃金を超える。
そんな高い店だが、フィリピン人で大賑わいであった。
30席程度の店内に10名のフィリピン人スタッフが働いている。
恐らくその大半が一日の法定最低賃金と同額程度の賃金だろう。
マカティでも仕事の機会はそれなりに多いが、単純労働やある程度のデスクオークでも最低賃金に張り付いた給料の場合が多い。
それだけ仕事を求める若い人が多いのだ。
交通費の支給も普通はない。
1日 働いて目の前の客が食べるラーメン1杯。
家賃はそれなりに高いだろうが、仕入れや人の管理がきちんとでき、味がきちんと保たれれば、利益率はかなり高いように思う。