フィリピンビジネスの難しさ。
フィリピンビジネスの難しさ。
お久しぶりです。
最近 マカティの一部のカラオケで働いている女の子の数が激増しています。
よ~く聞くと、一部のグループのカラオケが閉鎖になり、そこで働いていた女の子が他店に流れているとのこと。
閉店になったのはリトル東京周辺の
真珠の森 リトルシアワセなどのカラオケ4-5店と同グループのレストラン。
ここから先は、その移動してきたフィリピーナおよびその友人からの聞き取り情報です。
それ以上の裏はとっていません
(ただ、往々にしてこういう情報はだいたい的を得ている場合が多い)
閉廷の理由は経営不振ではない。税金の滞納とのこと。
現在は差押えのような状態で軍隊が配置されているそうだ。
なぜ税金の滞納が起きたのか?
それは会計担当者の持ち逃げ。
その金額は数百万円を遥かに超える金額とのこと。
フィリピンはある意味ではいろいろなチャンスが溢れている。
若い人口、増え続ける子供、節約や貯金より消費に強く傾く国民性
金持ちは金持ち。
一方でそのビジネスの大変さもしばしば聞こえてくる。
一番大変なのはフィリピン人の管理 コントロール。
自分で考えて行動できる人が日本に比べて少ない。
日本ではブラックバイトの中でアルバイトにシフトの配置や売り上げ管理や結果責任までおわせて安く、「使い潰す」ことが横行しているそうだが、
そもそもフィリピンではそんなことは事実上不可能だろう。
その数少ない、ある程度自分で考えて行動できる幹部クラスのフィリピン人でもどこまで信用できるかはわからない。
日本ではマンションの修繕積立金というのがある。
ところがフィリピンのコンドミニアムには管理料はあっても、この修繕積立金なんて聞いたことはない。
なぜか?
空気の悪いマニラ(特にマカティ)では新築コンドでも5年もたてば外側は排ガスで黒ずんでくる。
いうまでもなく修繕は定期的に必要なはずだが、修繕積立金は存在しない。
フィリピン人に聞いたところ、だれもが「そんな積立金があったら、絶対誰かが盗む。そんな制度、フィリピンでは無理だ」と言われた。
今回閉鎖、差押えになったオーナーも一部幹部に納税資金を預けて持ち逃げされてしまったことが引き金になったようだ。
売上や通常のコスト管理も大事だが、それ以外の難しさもフィリピンビジネスには内在する。
バンコク プラオリティパスの使える新しいラウンジ
バンコク プラオリティパスの使える新しいラウンジ
先日バンコクに行った時のこと。
バンコク-マニラは常に安いLCCかLCC並みに安いロイヤルブルネイ航空。
スワナプーム空港にはできるだけ早くついてラウンジでゆっくりします。
プラオリティパスはCIPラウンジというファーストクラス専用のラウンジが使えます。
軽食やスナックもそこそこおいしく、いつも役に立っている。
このときに、たまたま目についたオマーン航空のラウンジ。
あまり知られていないが、CIPラウンジに以外にもこのラウンジもプライオリティパスで利用できる。
ものは試しに利用してみる。
雰囲気はよいのだが、軽食も中東風。
アルコールのサービスもない。
近くにCIPラウンジもあるので、CIPラウンジが混んでいて騒がしいとき、
ただ、雰囲気を重視して落ち着いた時間を過ごしたときに、第2のオプションとして利用する感じになるだろうと思う。
書評 フィリピンパブ嬢の社会学 その2
本書の概要
フィリピーナ ミカの姉は日本のフィリピンパブで働いていた。
日本人と正式に結婚し、フィリピンパブでもエージェントを経由するタレントではなく、個人としての契約で稼ぐ。
一人の稼ぎでマニラの郊外の高級住宅街に家族のために一軒家を購入する。
近所は医者や政治家などハイクラスの人ばかり。
ただそこで暮らす父、母、妹やその他の親族にはまともな定職はない。
そんな姉を尊敬するミカは姉のアドバイスに素直に従い、暴力団の息のかかった男と偽装結婚して名古屋に来る。
そこで主人公の大学院生と出会うのである。
形式上の離婚、大学院生との正規の結婚、配偶者ビザの取得を経て、彼らは日本で暮らしを立てている。
大黒柱は夫ではなく、ミカの方である。
フィリピン人は兄弟や家族のために働くのは当たり前。
貧困層でもその気持ちは変わらない。
フィリピンとの付き合いのある方ならよく知っているストーリーが展開される。
ただ少し驚いた箇所もある。
ミカと姉、ミカの夫がフィリピンに一時帰国。
2人にとっては凱旋帰国のようなもの。たくさんのお土産と20万円ほどの現金を用意して、マニラ郊外の「豪邸」に到着。
連日、親類やら近所の人が集まりパーティパーティ。帰りには一人100ペソ~200ペソくらいのお土産を手渡していく。
筆者(ミカの夫)はある日、父親と話をする。
(ミカたちが、いかに劣悪な環境で働いているか、かつて住んでいたところがどれほど不衛生でミカが苦しかったか)を彼は丁寧に説明する。
すると父親は「そんなことは知らん」と言ってプイッと席を立ってどこかにいってしまう。
もう1つ驚いた箇所
フィリピンに凱旋帰国して一週間ほどが過ぎたころ。
20万円の現金はすでに底をつく。
翌日、ミカの妹がミカに頼む。「娘のために歯医者に行きたい」
ミカがすでに「もうお金がない」ということを説明すると
妹は非常に不機嫌になり、怒って出て行ってしまう。
しばらくのちに筆者が妹と話をする。
話はどうも平行線。
妹の言い分は「フィリピンには仕事がない。私たちはミカと姉に頼るしかない」という。
彼らは筆者に直接、無心をしてくることはなかったそうだ。
その後、話し合いを経て、不必要な新車を手放し、あらたまなマンションの契約を破棄して、生活コストを下げることにはなっているそうだ。
ここからは私の感想。
このような生活スタイルがフィリピン人一般のものなのかは、私は判断するほどの材料をもっていない。
日本人の感覚ならば、仕送りに主に頼るのは仕方ないにしても、限られた予算をどうやって有効に使うか、常に計算と節約を心がけるだろう。
トイレットペーパー1つ買うにしても、安いものを探すだろう。
また「フィリピンに仕事がない」といってもそれは、「まともに稼げる仕事がない」という意味である。
「1日働いて、交通費や昼食代をひいたら、手元に100ペソから200ペソしか残らない」という仕事は、それなりにはある。
自分たちで必死に働いて、どうしても不足する分をほかの兄弟に頼るという発想はあまり聞かない。
フィリピンに長く暮らし、フィリピン人と結婚し、子供もいる日本人の方と話をすると
「フィリピン人でも中流以上の教育をしっかり受けた人と話をすれば、ほとんど日本人と同じ。日本人が多く接するのはカラオケの女の子や貧困層の場合が多い。それが全体像ではない」と言われる。
そうなのかもしれない。
少なくともこの本は、少し違った立場の人(フィリピーナから求婚され、騙されたのではない若き日本人男性)の描いたフィリピン社会の一側面であり、面白く読めた。
書評 フィリピンパブ嬢の社会学
書評 フィリピンパブ嬢の社会学
フィリピンについて書かれた本は
「圧倒的に女性を追いかけてきた日本人男性」
「老後をフィリピンで過ごす日本人(およびその失敗)」 に関するものが多い。
この「フィリピンパブ嬢の社会学」は若き大学院生が3歳年上(付き合った当時筆者22歳、フィリピーナ25歳)と付き合い、結婚し、生活をスタートしたところまでが描かれている。
社会学と銘打ってはいるけれど、若き日本人男性のルポルタージュといったところか。
フィリピン社会にある程度関わりを持つ人たち、これから持ちうる人たち
(フィリピーナを追いかける男性、フィリピンに長く住もうという人たち、仕事にフィリピン人赴任し、歩いて程度フィリピン人と付き合う必要がある人たち)
には、フィリピン社会の1つの側面を文字の上で感じ取れる一冊だろう。
フィリピンはマクロ的には経済発展しているといわれている。
それは事実だろう。マカティを歩けば、今でもどこもかしこも建設工事でホコリがまっている。
しかし、その経済発展の恩恵を一般庶民が感じることはまだまだ少ない。
感じるのは常に物価が高くなることばかり。
筆者は大学院の論文のために名古屋のフィリピンパブを1件1件回る。
その中で3つ年上の小柄な日本人顔をしたフィリピーナと出会う。
研究目的のヒアリングで訪れたこの若者を若きフィリピーナは逃さない。
この筆者の写真はどこにも掲載されていないだろうが、おそらく標準以上の容姿なのだろう。
騙されることなく、はフィリピーナは自腹を切って「1回1000円だけ、2000円だけ用意して会いに来て。ドリンクもいらない」とお金のない大学院生を呼ぶ。
そして彼女から「付き合ってほしい」とアプローチ。彼はそれを受け入れる。
しばらくのちに結婚。
通常は収入のない大学院生の夫の妻に配偶者ビザが下りることは非常に難しいが、専門家の力を借りて、またこの男性の家族の協力も得て、父親と同居する形をとり、配偶者ビザを取得する。
文系大学院を卒業しても就職には何のメリットもない。
一時的には彼は配偶者ビザを取得してエージェントを経由しないで働くことができるようになったフィリピーナに扶養される生活を送る。
とまあ、私たち中年男性にはあまり縁のないストーリーが展開されている。
これは、書評には関係ない私の感想、余談だが、
「このブログを読む30代後半までの男性のみなさん。
あなたが年収300万円程度以上の正社員で、
あなたの容姿が同年代の男性の上から80%以内に入るなら(つまりよほど酷くなければ)、
そしてあなたが、高校卒業までの英語を多少覚えているくらいなら」
若い恋人をほしいなら、フィリピンにいらっしゃい。
上記の条件を満たすならば、おそらくあなたはフィリピンでそれまでの人生で考えられないくらい「モテる」だろう。
現在、フィリピンに渡航する日本人、ビジネスで訪れる日本人で若い男性は極端に少なくなっている。30代後半までならば、かなり若い方になるだろう。
この本で私が感じたフィリピン社会については、また後日書きます。
ロイヤルブルネイ航空を利用してみた。
ロイヤルブルネイ航空を利用してみた。
バンコクからマニラに帰るとき、LCC含めてチケットはあまり安くない。
やはり安いチケットは香港やマカオを拠点にして考えるとよく見つかる。
直行便ならば3時間ほどのバンコク-マニラをいくら安いからといっても12時間以上かけて移動するのも閉口する。
50歳になって空港や飛行機の中で夜を明かすのはできるだけ避けたい。
また早朝 朝5時、6時出発もできるだけ避けたい。
だいたいバンコク→マニラと移動するときにはフィリピン航空の片道チケットを購入することが多い。
2万円~22000円。
決して高いとは言えないけれど、往復で考えてみれば4万円以上するチケットと同じ。
これしかないから仕方ないけれど。
スカイスキャナーで検索していてちょっと面白いチケットを見つけた。
ロイヤルブルネイ航空
なぜか毎週月曜日だけは乗り継ぎが都合よく
13:30 バンコク発 20:30 マニラ到着。
これで16000円ほど。
実際に利用してみた。LCCではないのでチェックインバックも荷物も含まれている。
食事は下記のような感じ。
まあ可もなく不可もなくといったところ。
バンコクで食べるものを満喫してきた身からすると少々不満が残りそう。
イスラムの国の飛行機なのでアルコールだけはない。
ただし自分で持ち込むのは自由。
特に映画サービスなどがあるわけではない。
スリワガンの空港は小さな地方空港と同じくらい。
小さいので乗り換えが楽と言えば楽。
ただし難点が一つ。プライオリティパスが使えるラウンジがない。
スカイラウンジというラウンジだけがあるが、ここはプライオリティパスは使えない。
(他の方のブログでは使えるという情報もあったが、どうやらその情報は古いものであった)
ちょっとした買い物をしたあとは、ただただ経由便の出発をロビーで待つだけ。
1時間ちょっとの乗り継ぎだったので特に苦痛はないけれど、
日によっては乗り継ぎに12時間もかかるバンコク-マニラチケットも売っている。
そういうチケットはお勧めしない。
バンコクでエアービーアンドビーでコンドミニアムに泊まる。その3
バンコクでエアービーアンドビーでコンドミニアムに泊まる。その3
今まで宿泊したコンドミニアムのいずれにも洗濯機がついていた。
それがなんとキッチンにある。
私はジムをよく利用するのでほとんど毎日、洗濯をする。
そうすると洗剤の匂いがキッチンに漂う。
日本の常識ではちょっと抵抗があるかもしれない。
キッチンは利用した3件のコンドミニアムとも簡単な電気コンロがあるだけ。
(ちなみにこれはマニラの新しいコンドミニアムも同じ。
ガスはプロパンガスしかないため、安全性のために新しいコンドミニアムではおそらく禁止されている)
タイではタイ人でも自炊の習慣は少ない。
家で食べるにしても総菜を外で買ってくる。
また宅配が日本以上に整っているので、それを利用すること多いようだ。
当然私も部屋で自炊することなどない。
一人での生活には全く支障がないことが分かってきた。
バンコクでエアービーアンドビーでコンドミニアムに泊まる。その3
バンコクでエアービーアンドビーでコンドミニアムに泊まる。その3
今まで宿泊したコンドミニアムのいずれにも洗濯機がついていた。
それがなんとキッチンにある。
私はジムをよく利用するのでほとんど毎日、洗濯をする。
そうすると洗剤の匂いがキッチンに漂う。
日本の常識ではちょっと抵抗があるかもしれない。
キッチンは利用した3件のコンドミニアムとも簡単な電気コンロがあるだけ。
(ちなみにこれはマニラの新しいコンドミニアムも同じ。
ガスはプロパンガスしかないため、安全性のために新しいコンドミニアムではおそらく禁止されている)
タイではタイ人でも自炊の習慣は少ない。
家で食べるにしても総菜を外で買ってくる。
また宅配が日本以上に整っているので、それを利用すること多いようだ。
当然私も部屋で自炊することなどない。
一人での生活には全く支障がないことが分かってきた。