フィリピンビジネスの典型的失敗。
フィリピンビジネスの典型的失敗。
(あまりにも役にたたないテレフォン人生相談(住宅ローン)。吉村が代わってお答えします。その4 は本日お休み。明日以降になります)
今日の話はフィリピン人が小金を持った時に典型的に失敗するケースをご紹介します。
日本人のことではありません。
私の知人に比較的、稼ぎのいい女性がいます。
月の収入は日本円にして手取り10万円~15万円。
最低賃金から換算し、日本人の感覚で言えば日本国内で月に手取りで70万円~100万円稼ぐのと同じくらいです。
収入の多角化を検討する時に、フィリピン人が良くとる方法は
飲食ビジネス 、雑貨店、豚の養殖 ジプニーの経営などなど。
当然自分が普段 目にしているものが多い。
その知人は自分の田舎で 長年の一番の親友という人と一緒にレストラン経営を始めました。
4か月が経過したあと、その友人からの連絡は彼女が質問したときだけ最低限返って来るだけ。
もらった写真は汚く小さな借りたと思われる店の写真だけ。
その友人の説明ではフルタイムのレストランは経費も高いのでランチのケータリングだけでスタートしているとのこと。
でも顧客リストもケータリングの売り上げ伝票も一切ない。
お金は一応、私の知人とその友人で折半支出となっているが、その友人がお金を出した証拠も形跡もない。
結局、私の知人は友人にお金を渡したという事実が残るのみ。
その金額は115000ペソ。
このレストランを開店した(ことになっている)地域はかなり、片田舎。
レストラン店員の1年分の給料にも相当する金額です。
私の知人は最初のころ、しきりに「この友人は中学時代からの8年もの間の一番の親友。一番信頼している」と繰り返していましたが、もうビジネスが失敗したことは認識しはじめました。
日本人の感覚で言えば
「親友だろうが、その人が信用できようが、そんなことは関係ない。普段 見ているレストランと言ってもパートでも働いたことがないことに素人が手を出して順調にいくことはない」とたいていの人はすぐに理解できる。
フィリピン人社会の中ではかなりの高収入な私の知人もこのビジネスの分野では全くの素人。
友人は
「10年位かけて、お金は弁済する」と知人に向かってい言っていますが、「そんなの空手形。二度とお金は返ってこない」と言い切る私の説明に、知人は「なんてひどいことを言う人だろう」と視線をまだ送ってきています。
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