ブラックバイト労働者の叫び。すき家の一コマ。
ブラックバイト労働者の叫び。すき家の一コマ。
ツイッターである記事が拡散されていた。
今現在は、この記事元が削除されたようで、確認されない。
元々は拡散希望と書いてあったので、問題はないと思いこの場でアップさせていただきます。
万が一 掲載をやめてほしいというなら、連絡いただければ対応します。
その拡散された内容は下記のよう。
平たく言えば、すき家で新人も含めて3人(実質2.5人)で繁忙期に想定されたよりはるかに多くのお客がきてしまい、その時間は、声かけあってなんとか凌いだが、午後の仕込みもできず、大量の未洗浄の食器がたまり、どうにもならなくなったので、3人の判断で1時間、店を閉めたのこと。
本部からは厳しい叱責の電話がかかり、
・損害を賠償すること
・親を呼び出すこと
・反省文を提出すること
・そのための面談の場をもつこと
を要求されているという。
いたたまれなくって投稿者は鍵の付いたツイッターでその状況説明を文書にして投稿。
おそらく内部のツイッターの仲間が拡散したと思われる。
投稿者の趣旨は「私は問題にしてもいいと思います。皆さんどう思いますか」という言葉で締めくくられている。
私の自信を持ったアドバイスを1つ。
その1 「問題にもならない。(してもらえない)」と思います。
会社の言うと通り、叱責され、非常に厳しい反省文をかかされて、はいそれでおしまい」です。
もし、どうしても反省文をださないなら、様々な、嫌がらせ、嫌味、プレッシャーを言われたうえで、アルバイトを解雇になるだけでしょう。
いくら道理を尽くして説明しても、その時の状況を分かりやすく丁寧に説明しても「一切無駄」です。
まあ上場企業なので、本当に「損害賠償が請求されるかどうか」はちょっとだけ微妙だとは思います。
彼らを叱責した直接の上司(責任者)は心の底から「損害賠償を払うべき」と思っているでしょう。
(ちなみ、多くのブラック企業では、このようなケースで本物の弁護士や社会保険労務士から、損害賠償請求や警告書が来ることがあるそうです。
弁護士や社会保険労務士の一部もブラック企業化されて、普通の事務所で働けず、こんなことを飯のタネにしているそうです)
すき家の場合は、本当に損害賠償を求めたら、会社の法務から、ストップや躊躇がされる可能性は高いでしょう。
上場企業として、労働者にこの程度のことで損害賠償を本当に求めたことがあからさまになれば、多少、問題にはなる。
すき家は、値段の割にはおいしく、24時間営業。
(マニラに通常住んでいる私には、すき家のおいしさや値段の安さは驚くばかりです)
座っても数分で料理が出てくる。
一人で暮らす人にとってはとても重宝するお店です。
私たちが便利に、消費生活を堪能できる裏にはこんな過酷な労働者の実態があります。
この文面からすれば、おそらく大学生のアルバイトなのでしょう。
一つの典型的なブラック企業の姿です。
ブラック企業の特徴
・利益至上主義。
今回のケースでいえば、どのような事情があろうと1時間の閉店(利益の喪失)は
絶対認められない。現場が絶対的に悪い。
・マニュアル化された、だれでも代替の利く労働
・必死に頑張っても、昇給などの見込みはほとんどない。
・マニュアル化された単純労働といいながら、一方でアルバイトにはシフトなどの
裁量権(責任の押し付け)やノルマの達成などの責任が科せられる。
・労働者の健康や労働環境を整える配慮など全くない。
これでもし体調を壊したり、うつ病に羅漢しても、すき家はよほどの法的証拠と長期の裁判闘争でも経ない限り、責任を一切認めないでしょう。
つまり労働力の「使い捨て」。
すき家だけが例外なのでしょうか?
たまたまこの店舗が運悪く、お客様が増えてしまったのでしょうか。
さて、私たち(あるいは私たちのとても大事な人:子供、メイ、甥、友人)がブラック企業の被害に合わないためにはどうしたらいいのでしょうか。
・代替の利かない、単純労働以外のスキルを身に着ける?!?!
・サイドビジネスをやって、いつでも辞表をたたきつけられる経済的安定を別に勝ち取
る!?!?
・子供がすき家などのブラックバイトで苦労しないで済むだけの教育資金を貯める!?
ある本にはブラック企業は新興成長企業を中心に増え続け、既存のホワイト企業も何かのきっかけでブラック化する要素を常に内包しているそうです。
どこかで書評を書いてみるつもりです。