日本で生命保険の考え方
日本で生命保険の考え方
日本は生命保険天国と聞いたことがある。
公益財団法人 生命保険文化センターのホームページによると
日本人の80%が簡保なども含めた民間に生命保険にはいっている。
平成27年の一世帯当たりの生命保険料支払い額は年間38万円。
これは平成18年の年間52万円に比べれば大幅に減少しているが、それでも私の目線からすればかなり大きな金額である。
私自身は独身。扶養家族もない。
日本を出国していから90日以内の海外でのケガや病気についてはアメリカンエクスプレスの旅行保険でカバーされているために、日本の生命保険についてはかなり軽視していた。
ガン保険とそれに付帯する医療保険に入っているだけで月の支払は5000円もない。
(この保険は海外での病気、入院にも適用になることは確認済)
ただお子さんがいたり、扶養家族がいる場合は様々な選択肢があるだろう。
今回、お会いした方からいろいろなお話をお伺いした。
彼の保険に関するポリシー
その1
日本の生命保険に貯蓄性、資産性は一切求めない。
積立型のものものあるが、積立額に到達するだけでも相当な年月がかかり、その分、普通預金にためておく方がまし。
海外なら為替リスクはあるものの増やす方法は、まだまだある。
その2
日本の生命保険はあくまで「保障を買う」「安心を買う」ことだけに特化する。
このポリシーに基づいて、独特の商品ラインナップをそろえていらっしゃった。
分かりやすく書くために専門用語を省いて内容の骨格だけ説明すると
その1
持病があっても入れる日本で一番審査基準が低い医療保険
糖尿などがあっても加入可能
ガンで手術を受けた後でも一定時間が経過すれば加入可能。
(正直、審査基準が緩いのでいつ募集停止になってもおかしくない)
その2
5大疾病にかかり、一定の条件を満たせば、その後、回復したとしても当初の契約期間(2年~5年)給料的に給付金を受け取れ、さらに死亡した時の数千万円の生命保険を兼ね備えたもの
その3
通常の医療保険やがん保険の中で保険料のわりに最も内容が充実した保険
特定分野の著名専門医の診療枠をあらかじめ確保してある保険
などなかなかユニークなお話しだった。
いずれも月々の保険料は年齢にもよるが、5000円~1万円強といったところ。
こういう世界もあるのだと知った。
興味がある方は、ご紹介します。
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