フィリピン人 小話。
フィリピン人 小話。
先日一度に目に入ってきた2つの光景。
フィリピン人気質を特に表していると思うのでシェアしたいと思います。
先日 マニラに私のお客様がいらっしゃいました。
「マニラで一番、高級なクラブにつれていってほしい」とのご要望で私が時々いく
ある有名店にご案内。
光景 その1
1人だけ私の馴染みの女の子がいます。
おそらくロビンソンデパートなどをおしゃれして歩けば、だれもが振り返るような美人さんです。
体調を壊して2週間ほど休んでいたとのこと。
ぽつんといいます。「今日は家の電気が止まっている。帰宅しても真っ暗」
おいおい。2週間仕事を休んだといえども、彼女の給料は通常は6万ペソ(約15万円)を超える。
マニラでは銀行のマネージェーでも届かないくらいの破格の高級取です。
それでもたった2週間仕事を休んだだけで、困窮する。
よく聞くと困窮しても、父と祖母への送金、父と離婚した母親とその連れ子への送金、自分の妹への送金だけは欠かさない。
それだけ送金して自分は電気代さえ払えない。
尊敬にも近い気持ちを持つけれど、一方でその世界に入っていくのには恐れもある。
光景 その2
私のお客様は日本在住のフィリピン人ガールフレンドとご一緒。彼女は30代半ば。
最初のうちはクラブでみんなで楽しく話していたと思ったら、だんだん機嫌が悪くなっていく。
最後には自分ひとりで先にホテルに帰っていった。
しばらくするとお客様も「不測の事態が起きました」といってイソイソと帰って行かれました。
どうもガールフレンドさんは最初は承知の上で、来たけれど、自分のボーイフレンドが若く美しいフィリピーナと楽しく話しているのにだんだん我慢ができなくなっていったようだ。
]残されたクラブの女性たちは口々に「ああ怖かった」という感想を残す。
2つとも、今のフィリピンを表す出来事でした。