売れるフィリピン不動産
売れるフィリピン不動産
別にフィリピン不動産を営業しようとしているわけではありません。(笑)
日経新聞に下記のような記事があった
三菱商事はフィリピンで中間層向けの大規模な住宅開発に乗り出す。東京ドーム5個分の広さにあたる土地に約4000戸の住宅を建設する。総投資額は100億円程度になるもよう。1戸あたりの価格は200万円強と比較的所得の少ない中間層を対象にする。日本企業は高級物件を手がけることが多かったが、現地の不動産大手と組み、厚みの増す新しい需要層を開拓する。首都マニラ近郊のカビテ州で開発する。以下省略
ここでカビテ州の説明
フィリピン北部ルソン島のカラバルソン地方に属する州である。南にバタンガス州、東にラグナ州、北東にマニラ首都圏のメトロ・マニラと接している。北にはマニラ湾とその入口に浮かぶコレヒドール島があり、この島はコレヒドール国立公園に指定されている。面積は1,287.6km2で国内15番目に小さい。人口は3,090,691人(2010年)で国内2番目に多い(一部省略)
2011年メトロマニラとカーウィットを結ぶ高速道路CAVITEX14kmが開通しカヴィテ州内陸部へ向かうアクセス利便性が格段に向上。
(地図はメインブログにのみあります)
1ペソ2円と計算して約100万ペソの住宅。かつ日系デベロッパーが開発しているとなれば、現地では大人気になるだろう。
ローンや分割代金が完済できるかどうは別にして、申込多数。比較的早く売り切れ状態になると思われる。
日本人の中で一定の知識と関心を持った人の中ではフィリピン不動産はすでの「投資対象外」になっている。
供給過多。売れない。貸せない。多数の問題が噴出している。
しかしだからといって、フィリピン国内で「家を買う」という需要自体が乏しいわけではない。
フィリピン人が何らかの事情で大きなお金を手にしたときに、一番最初に目が向かうのはやはり家を買うとことだ。
学費のためにカラオケで働いた女の子に人気がでて、予想外の大金が毎月はいるようになると、そのお金は学費よりも家を買う、家を改修することに充てられてしまったケースを何回かみてきた。
家に対する羨望は日本人がバブル崩壊前までに抱いていた気持ちと似ている。
今、私のお客様でマニラのコンドミニアムの売却に成功しつつある方がいる。
その方の売却価格は27平方メートルで230万ペソ程度。
購入希望者はフィリピン人。銀行の中堅幹部という。
中程度~上級サラリーマン程度の需要に見合う不動産価格は100万ペソ~せいぜい200万ペソ強といったところだろう。
300万ペソを超えてきたら、あまり情報を持たない日本人相手に転売するか、
アヤラランドプレミアなどのよほどのネームバリューがある物件、グリーンベルトから徒歩数分以内の物件以外は、ほとんどのフィリピン人が目を向ける物件ではない。