プライベートバンクの必要性
プライベートバンクの必要性
先日、ある方とお話しをしているときに、プライベートバンクのことが話題になった。
その方を経由するとスイスをはじめとしたプライベートバンクの開設がかなり容易にできるのこと。
最低預り金額は50万ユーロ 今のレートで6000万円弱。
プライベートバンクとは、一般的にはプライベートバンキング・サービスを専門で提供する金融機関のこと。ある一定規模の資産を持つ個人投資家に特化した 金融サービスのことを指す。この金融機関の中には専業のプライベートバンクや、 大手金融機関のプライベートバンキング部門も含まれている。
日本国内ではプライベートバンクとして専業にしている金融機関は存在していない。
海外、特に欧州においては幾つかの国々で専業の金融機関が過去には多数存在していたが、その数は減少する傾向にある。
世界中の金融機関の中でもかなり特別な輝きを放っているのがスイスの「プライベートバンカーズ」12行である。
日本プライベートバンク協会のホームページによるとプライベートバンクを持つメリットとしては
保全・守秘性の高さ
柔軟なサービス提供と豊富なノウハウ
高い格付け
事業及び資産承継への利用
(スイスでは) 源泉徴収がない
があげられている。
手数料にはついてはいろいろ規定があるが、一任勘定取引を指定すると預資産の1%が毎年控除される。
運用成績について私が質問したところ、「その方のリスクの取り方にもよるが、5%~15%といったところ」という説明をいただいた。
もちろん私個人の資産は到底、プライベートバンクの開設基準には及ばない。
失礼ながら、このブログの読者の皆様で該当する方はごく少数ではないだろうか。
従来、プライベートバンクとは守秘性の高さがもっとも売りであった。
今は、スイスの銀行であっても、他国からの正式な要請ならば、その情報は開示するとのこと。隠すことは基本的にはできない。
それどころかプライベートバンクに口座開設をして、日本から6000万円、7000万円送金すれば、即時に記録される。
その資金の出所について根ほり葉ほり、当局から調査されるだろう。
最低預かり金額程度では、そもそもどの程度素晴らしいサービスを享受できるのかわからない。
何十億円も資産がある方が、分散の一つして、自分の資産の一定割合をプライベートバンクに入れておくことには反対はしない。
実際私のお客様はそうされている。
こういうケース以外は、私はお金があっても、プライベートバンクはお勧めしない。
その10分の1以下で、もっと利便性の高いサービスは教授できる仕組みはある。