AKB橋本奈々未の芸能界引退とフィリピン
AKB橋本奈々未の芸能界引退とフィリピン
橋本奈々未というAKBのメンバーが引退を表明した。
AKBに入ったのは「家の経済状態が厳しく、弟の学費ねん出のため」という。
奈々未引退 姉弟で扶養義務は | 2016/11/4(金) 11:04 - Yahoo!ニュース
ほかのメンバーが貧乏ネタを披露しているときに知ったのだが、AKBグループは合格すれば、ダンスその他の練習のために自分でお金をあらかじめ出すことはないそうだ。
そのメンバーは「お金出さなくてダンスも歌も練習させてもらえるし」といっていた。
橋本奈々未のことは今回の報道で初めて知ったのであまり詳しくは知らない。
「家の経済状態が厳しく、弟の学費ねん出のため」という事情にネットでは美談的にもてはやされている。
私ないつも情報を斜めから読むようにしている。
こんなことを書くとAKBファンのパッシングを受けてしまうかもしれないが、
AKBグループといっても数百人のメンバーがいる。その中で弟の学費を援助できるくらいまで稼げる見込はどれくらいあったのだろうか?
初期費用(ダンスや歌のレッスン費用)はいらないとしても、「弟の学費を稼ぐためにAKBに入りました」というのは、全部嘘とまではいわないが、いくつかの理由の一つにすぎなかったのではないか。
何か別の事情で引退するのだが、その時「学費のことは大丈夫と言われた」ので引退しますと、くっつけたのではないだろうか?
その方が通りがいいし、きれいに聞こえる。
AKBファンの皆さんごめんなさい。
「弟の学費のために働く」これはフィリピンではごく当たり前のこと。
長女、長男が弟妹のために働くのも当たり前のこと。
親のために働くのも当たり前。
「私は長女だから・・・・」という言葉を何度聞いただろうか?
次男、次女でも長兄、長女が自分の家庭をもつと代わりに家族や妹弟の学費をはじめとした生活を支える。
これは貧しい、中流家庭あまり大きな差がない。
中流以上ならば、親の収入で子供の大学までをカバーできるケースが増えてくるだけ。
私の英会話の先生だが、11人全員が大学を出ているが、兄、姉が分担して一人ずつ妹、弟の学費の面倒をみていたそうだ。
もし、弟や妹の面倒を見ない、見ようとしないフィリピン人がいたら、(今まであったことはないが)、相当冷たい変わり者とみられてしまうだろう。
父親やボーイフレンドが新しい恋人を作って逃げ出し、あとには小さな子供が残されるということは、当たり前のようによく聞くが。