50代にてリタイア&海外移住 デフレ投資家 吉村のブログ

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アメリカで社会主義者が大統領選に勝つ?!?

アメリカで社会主義者が大統領選に勝つ?!?

 

 アメリカの大統領選挙 民主党の予備選がニューハンプシャー州で行われた。

これが2つ目。1つめはヒラリー・クリントン国務長官(68)が0.2%差でかろうじて勝利した。ところがニューハンプシャー州では

バーニー・サンダース上院議員(74) 59・4%

ヒラリー・クリントン国務長官(68)38・8%

 

 サンダース氏は勝利宣言で「ともに送ったメッセージはウォール街からワシントンへとこだまするだろう。政治は人々のためにあり、一部の富裕な献金者のものではない」と述べた。

 彼は「民主社会主義者」を自任する。

 

と前評判を覆して、サンダース上院議員が圧倒した。

 

公立大学の授業料無料化をうたい、若者を引き付けたそうだ。

 

アメリカでは共産主義社会主義は似たようにとらえられることが多い。

共産主義者といえば、テロリストとも同義である。

なぜ、民主党の大統領候補に、1つの州とはいえ、曲がりなりにも社会主義を標ぼうする候補が知名度の高いヒラリークリントン候補を圧倒したのだろうか?

サンダース上院議員が隣接するバーモント州選出であることを考慮してもまだ説明がつない。

 

素人目線の考察

 

アメリカでは一部の金融関係者やM&Aに関係する人々が膨大な富を得ている。

例えばトヨタの社長の年収を彼らが聞いたら、「馬鹿らしくてやってられるか」というのではないだろうか。

ゴールドマンサックスの中堅幹部でトヨタ社長の10倍以上 CEOならば100倍の収入だろう。

一方でアメリカの大学は日本と同じように高額な学費が要求される。

中間層の没落も激しい。SEの技能を身に付けた人など、その技能だけではまともな職に就けないだろう(みんなインドに外注してしまう)

 

そういう中間層の苦しみ、イラつきをアメリカではいろいろなテクニックでそらしていく。

テロリストとの戦いであったり、ポジティブンシンキングであったり。

そうやって人々の不満をかわし、押さえつけ、他に関心を向けていくけれど、それが徐々に限界にきているのではないだろうか。

 

ニューハンプシャー州は人口132万人の小さな州。その中の民主党候補者の選挙でしかないけれど、そのうねりは徐々に大きくなっていく。

 

しかし万が一、社会主義者を標ぼうする候補が民主党の候補者に本当になる気配がでてきたら、きっとアメリカの支配層はそれを許すことはないような気がする。