書評 「お金と自由を手に入れる!経済自由人という生き方」第3回 驚いたこと。
書評 「お金と自由を手に入れる!経済自由人という生き方」第3回 驚いたこと。
「お金」と「自由」を手に入れる! 経済自由人という生き方 (フォレスト2545新書)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2010/06/04
- メディア: 新書
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書評3日連続です。
この本の中で描写されたある光景。
それをとても驚きを持って受け止めた。
ある人が上司に仕事のことで相談したときのその上司の答え
「できるだけ何も考えるな。考えるだけ苦しくなる。とにかく働け。そのうち慣れる」
こんなことが実際に頻繁にあるのだろうか?
ブログ読者の皆さんいかがだろうか?
私の大昔のサラリーマン時代の同僚から聞いた話。
「私の大学時代の同僚は働くことについて、とにかく考えないようにしている」
にも重なる。
本田氏はこの著作の中で
「普通は考えること自体が悪。多くの人は肉親が死んだとき、経済問題、男女関係や人間関係での大きな破たんが起きた時に初めて考える。それも一番苦しいところをすぎると忘れてしまう」と指摘している。
「普通は」と書いているのだから、本田氏の分析では、かなり多く、多数の日本人はこのような状態ということらしい。
日常の忙しい生活をこなすだけで精いっぱいとも言えるし、こなすことだけで「特に深く考える必要もなく」、毎日を送っていけるともいえる。
私なりに咀嚼すれば、
「失恋したり、解雇されたり、肉親が死んだときに、初めて(私は何を大切にこれからいきていくのか。生きてきたのか。これからどうするのが自分にとって大事なのか)を考える。しかし、それも一番苦しいときを過ぎると、あまり考えない生活に戻っていく」
ということになるのだろうか。
思索するばかりでも、意味はないかもしれない。
でも少なくとも私は「自分の人生は自分で決めて、行動して、生きてきたし、生きていく」という姿勢を大切にしたいと改めて自覚できた一冊だった。
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