会員カードを片手で渡されて。
会員カードを片手で渡されて。
私は日本にいる時も2-3日に1回はジムにいきます。
日本に滞在するのは長くても10日程度なので、チェーン店のたくさんある民間のスポーツジムの都度会員というのになっています。
1回1500円ほど払って利用します。
お金を払うと元を取ろうという意識が働いて、比較的頑張ってしまいます。
(全然 やせませんが)
先日 利用したあるジムでの出来事。
都度会員証を渡すと代わりにロッカーの利用カードを渡してくれるのですが、
もらってから、なんとなくというか非常に違和感があったのです。
よく思い出してみるとその受付の女性だけ片手で利用カードを渡してきたのです。
今までこのチェーン店の多くの支店を数えきれないくらい利用しましたが、おそらく今回が初めて。
みなさん 当たり前のように両手で渡してくれます。
片手で渡されると、本人にその意図はないかもしれませんが、「早くとって」「さっさと取って」と言われているような気がします。
後で少し考えました。
私が利用しているのはごく普通の民営ジム。
レギュラー会員で、1か月の会費は1万円弱でしょう。決して高級なところではありません。
その後、ジムの利用自体は全く問題なかったです。
私個人のスタイルとして、姿勢として、今回のことをごちゃごちゃ言うことはやめました。
もしジムの基本的な機能に問題があれば、当然、苦情というか意見をいいます。
(器具が汚れている)
(大声で話す利用者がいて迷惑した)
(シャワーが壊れていて使えなかった)などといったことあれば、きちんといいます。
でも、今回は利用カードの受け渡しの仕方です。
私が利用したのは会員が数十万円 数百万円するような高級なところではありません。
都度 利用1500円ちょっとの会費には、両手で会員カードを渡すまでのサービスが必須ではないと私は考えました。
(会社の経営方針はちがうのかもしれませんが)
以前、ツイッターでコメダという喫茶店に置かれてる新聞について1つの投稿があり、けっこう論争になっていました。
置かれている新聞が、ホッチキスで留められておらず、バラバラになりやすい。
あるお客さんが、店員にホチキスで止めるように依頼したところ、店員はふちに対して斜めにホチキスをとめたそうです。
新聞をめくるときに少々めくりにくい。
そのお客さんはツイッターに
「お客様の立場にたって想像力を働かせて仕事をすべきだ」とツイートしていました。
このツイートは論争を呼び、別の方は
「想像力を働かせて働けというのはブラック企業の経営者の常套句」
「コメダはコーヒー1杯400円のお店。そこまでのサービスを求めるなら、1杯1000円以上する高級な喫茶店にいくべきだ。コメダの新聞はあくまで(おまけ)でしかない」
と反論していました。
私個人は、この後者の意見にどちらかという共感します。
コメダの店員の時給は1000円くらいでしょうか?
その値段に見合わない要求はある面ではサービス業の質、レベルを高めます(ある意味で競争力を高めます)
一方で働く人に対価に見合わない過剰な要求をすることにあります。
小さな過剰な要求1つ1つが積み重なって、日本の労働者の長時間労働のひとつのバックグランドになってしまう。(バックグランドであって主要な原因ではないと思いますが)
一人の個人として、バックグランドの醸成に寄与するのはやめようと思っています。
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