オークマンにみるコモディティ化。
実は前回、バンコクに旅行したときに、ソニーのオークマン(MP3)を部屋に忘れてしまった。
ホストにはすぐに連絡をして次回、私が訪タイするまでに保管してくれるように依頼して了解を得た。
ジムで走るときに、退屈しないようにいつも音楽を聴きながら走る。
それがなくってしまうと困る。
しばらく次の訪タイの予定はない。
そこで改めて買うことにした。
ソニーのオークマンはかなり以前、2万円近く出して買ったものだ。
今回 アマゾンでAGPTEKという機種を購入。
レビューがさほど悪くなかったこと。
値段が4000円弱であったことが決め手だ。
手元に届いて、音楽をダウンロード。
音質はソニーに比べて若干は落ちるが、トレーニングのときの音楽なら問題はない。
かつて日本製品は多少高くても優秀と言われてきた。
確かにそれはその通りだが、現在は日本製でなくとも、それになりの質を保てるようになってきている。
フィリッピンではアイフォンに追随する人気 携帯のブランドにOPPOという会社がある。
(oppo自体は中国の会社)
安い機種だと値段も15000円強とアイフォンの7分の1くらい。
しかし 丈夫で操作性も高いとローカルの中でも少しお金がある層に人気がある。
市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になること。 高付加価値は差別化戦略のひとつで、機能、品質、ブランド力などが挙げられるが、コモディティ化が起こると、これらの特徴が薄れ、消費者にとっての商品選択の基準が市場価格や量に絞られる
かつて音楽関係の商品で最も有名だったソニー。
若干 質はおちるけれど、その5分の1で、それに近い製品が作り上げられてしまう。
この流れは強まることはあっても、弱まることはない。
今は独自のブランドをもち世界と日本でシェアを維持し、拡大しているトヨタをはじめとした日本の自動車産業も、いつ同じ憂き目にあうかわからない。
そんなことを強く考えらせられることだった。
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