50代にてリタイア&海外移住 デフレ投資家 吉村のブログ

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水疱瘡で治療費9万円の国。

 

 

水疱瘡で治療費9万円の国。

 

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私のフィリピン人の知り合いが水疱瘡で2週間仕事を休んだ。

 

きいてみると治療費は病院に払っただけで9000ペソだったそうだ。

 

彼女の場合、保険もなく、すべて自腹。

 

ただ彼女自身は高級取ではなかったけれど、家が中流家庭だったおかげで治療費の心配することなく全快することができた。

 

いろいろな人に質問し、ネットでも調べたが、フィリピンでは一定レベル以上のサラリーマンが加入できる社会保険や厚生年金的なものはあるが、日本の国民健康保険、国民年年金に当たる仕組みはないようだ。

 

時々、この国の中では、日本だったら死ぬとは思えない病気(糖尿病など)でなくなった人のことをきく。

 

フィリピンで6000ペソといったら、東京に住む日本人の感覚でいえば9万円負担するのと同じ感じ。

 

もちろん高額療養費などのキャッシュバックもない。

 

概算の根拠は下記の通り。

東京の法定最低賃金  1時間 958円(8時間 7664円)

マニラの法定最低賃金 約500ペソ(約1028円)

 

7664円×(6000÷500)=90000

 

日本だったら、もし前年度の所得が130万円程度(月10万円)だったら、国民健康保険の保険料は月3000円程度だろう。

 

これで保険のカバーできるすべての治療が3割負担。かつ高額療養費の還付があるので保健治療ならば数万円の負担で治療ができる。

マクドナルドで3-4日働けば、高額療養費の還付分も換算すれば、保険の利くほとんど医療サービスが日本では享受できる。

 

 

 

 

日本の雇用情勢は年々悪化し、収入が増えるごく一部の上層と、その他の若い時だけそれなりの報酬アは与えられても、そのうち使い棄てられるその他大勢の層に分解していく。

 

何度もこのブログで書いてきたが、日本人の正社員で毎年2週間の連続休暇を取って海外旅行に行く人など皆無だろう。

 

ヨーロッパではEU内の貧しい国でも2週間の連続休暇など最低限の権利として当たり前に認めれているのに。

ヨーロッパの経団連の責任者だって、資本主義を擁護する政党のトップだって「2週間の連続休暇」のことは非難できない。

そんなことを口にしたら、国民の激しい批判を浴びて身動きが取れなくなる。

 

しかし、この保険の分野だけは、日本にはまだ過去に戦って勝ち取ってきた人たちの遺産が残っている。

 

日本政府もまだこの分野まで切り崩していくまでの余裕はない。

 

この分野はいつの日か、東南アジアの国々が経済的に追いついてきたときに彼らの参考に残るものであってほしい。

 

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