王将が年俸330万円~400万円で弁護士を正社員として募集?!?!
王将が年俸330万円~400万円で弁護士を正社員として募集?!?!
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日本は時代の流れが変わっていく。
私が大学を出たときは、まだバブルの余韻残っている頃。
それなりの大学を出れば、それなりの大企業には入れて、基本的には将来安泰と誰もが思っていた。
しかし、今は、学歴の重要性はあっても「将来安泰」なんて考える人は、最初から公務労働者を目指す人以外はほとんどいないのでないだろうか。
弁護士といえば、私が大学を卒業したころは、医師、公認会計士と並んで最難関の資格試験。
合格さえすれば、仕事は大変であっても事実上将来が保証された憧れの仕事だった。
現在では大きく様変わりしている。
この王将の募集広告は正確に言えば「弁護士を正社員として募集」しているのではない。
「法務部門の正社員を募集。それには弁護士、修習生も応募可能。待遇 年俸330万円~400万円」という意味だ。
ただ、20年前なら弁護士がこんな条件で応募することなんてありえない。
わざわざ「弁護士、修習生も可能」と加えているのは、この条件でも応募がありうると判断しているからに違いない。
これだけで、新しい弁護士が余っている、仕事に困っているという一つの象徴だ。
私が日本に帰ったときに時々利用しているコワーキングスペースには20代後半くらいの若いカップルが毎日毎日、必死に勉強していた。
ちらっと見える参考書から推測すると司法書士を目指しているのだろう。
どう見ても大学生には見えない。
生活はどうしているのだろうと余計なお世話ながら心配してしまう。
門戸は以前より広くなったとはいえ、弁護士や司法書士になるためには膨大な時間と努力がいる。
素人目線でいえば単なる公務員試験の勉強の何十倍もの時間と努力が必要だと思う。
それだけの時間とエネルギーを費やして、合格したとして元は取れるのかどうか。
これから何か計画している方は一歩踏みとどまって考えた方がいい。
私が唯一持っている資格は宅建だけ。
いろんな資格試験の中で最も初歩的なものといわれているけれど、これだって最後の方は1日12時間机に向かい、「これに合格すれば人生バラ色」と自分に思い込ませて努力した。
一つの資格を取るということは、それくらい自分を追い込む必要があるのではないかと個人的に思っている。
ただ努力すれば、いい大学を出れば、価値の高い資格を取れば将来は安泰。
そんな時代はとっくに過ぎ去っているのではないだろうか
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