小室哲哉と高次脳
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小室哲哉が不倫の責任、けじめをつけるということも1つの理由として「引退」を表明した。
奥さんが45歳の時に高次脳機能障害になり、その介護の中で、疲れ等で不倫に走ってしまったという趣旨のコメントをしていた。
高次機能障害(以下、高次脳)とは 名古屋市総合リハビリテーション事業団のホームページによると次のように説明される。
「高次脳機能障害」とは、頭部外傷、脳血管障害等による脳の損傷の後遺症として、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害が生じ、これに起因して、日常生活・社会生活への適応が困難となる障害のことです。
以上引用。
小室哲哉のコメントに対して「介護をしている方はたくさんいる。そういうことを不倫の理由にしないでほしい」とコメントという人もいた。
発表の雰囲気からすれば、「言い訳」というより、正直な気持ちの露呈といった感じがする。
ボケや痴ほうも含む介護のことはなかなか当事者ではないと共感、理解できないところがある。
実は介護は「がん」などの病気より家族にとっては大変な部分がある。
なぜから「がん」には終わりが見えるからだ。
同じように1年2年と時間がかかっても、最後は極端に言えれば「直る」か「死ぬ」の2つに1つなのだ。
それに比べて介護はゴールが見えない。いつ終わりが来るのか見えない。
高次脳に詳しくはないが、ある程度 意識もあり、社会性も残る。
わがままをいったり、わけわからないことをいったり、それまでの常識でこちら必死に話たけたり説得したりしても、全く通じないことも少なくない。
寝たきりなどの下の世話が少ない代わりに、やや常識や社会性を失い、コミュニケーションの取りにくい人間と常に生活を強いられる。
そしてそんな苦労はどんな親友でも口では「大変ね」とは言ってくれても共感はされない。
話ができるのは同じ経験を持っている人、持った人、その道のプロフェショナルだけでしかない。
小室哲哉のやったことは褒められることではないけれど、第3者が、あまりどうのこうのいう性格の問題ではないと思う。