フィリピンの祝日。
フィリピンでは祝日になると多くの店が閉まる。
11月1日はオールセイントデイズという祝日。
日本でいえば、お盆のような感じ。
死者を悼み、墓参りをする日。
マカティの市内はガラガラで移動がしやすかった。
一方で郊外はで大渋滞が起きていたようだ。
日本で祝日といって、ショッピングモールやレストランが閉まることはほとんどないが、
フィリピンではよくある。
祝日の性格にもよるが、時には空いているのはコンビニだけで他 一切の店が閉店なんてこともある。
今回は、だいたい50%の店が閉まったという感じ。
一部のフィリピンカラオケも閉店になっている。
今年から9月21日には、変わった祝日ができた。
ナショナルプロテストデイ。
ドゥテルテ大統領の呼び掛けてで始まった。
抗議の声を上げようという呼びかけである。
その対象は何でもよい。政府でも会社でも何かの制度などに対してでもよい。
政府のトップが政府への抗議を表明するのを呼びかけるのは、少々不思議な気もした。
日本だったら、
いかに政府への支持を集めるか、
支持をしないまでも、野党に投票したり抗議を表明しないように。
何か問題があっても自己責任で考えてもらえるように。
自分が悪いので制度や政府を非難しないように。
あるいは矛盾や怒りの矛先をほかの人たち(生活保護者やマイノリティ、外国)に向けさせたり、弱い立場の人たちを分断して、手を取り合わないように。
とにかく、国民をうまくコントロールすることに腐心している。
後進国のフィリピンと日本の在り方を比較すること自体は意味がないのかもしれない。
しかし、ほんの少し、ここに健全なものを感じる。