ブラック企業はここまでひどいのか。セミリタイアを決めた人のブログのコメントから
ブラック企業はここまでひどいのか。セミリタイアを決めた人のブログのコメントから
総選挙は与党側の圧勝となった。
全有権者の4分1の指示、得票率に比べてはるかに高い議席占有率などいろいろ、議論の余地、異論の余地はあるだろうが、結果は結果。
これから4年近く現政権、現在の流れが続く。
素人目線だけどはっきり言えるのは、この政権で大きな意味で得をするのは全国民の10%程度ではないかと思う。
株式を膨大に持っている人
業績がアップした企業の中でその恩恵を受けられる人
(従業員の大半は、長時間労働とさほど変わらない賃金で恩恵を受ける人とは簡単にはいえない)
就職を目の前に控えた大学生の中でホワイト、準ホワイト企業に勤められたひと
成長産業、スキマ産業を見つけて創業した人、その幹部。
これからの日本で自分を守り、その人なりの「幸せ」を掴むためには、いくつかの選択肢がある(正確に言えば、いくつかしかない)
その一つの典型が 下記のブログの主。
金村圭介というペンネームの執筆者。
福岡のホワイト企業(おそらく公務関係)で務める30代前半の青年。
この年で相続財産などではなく、1年の家賃も含めて総支出を100万円程度に抑えて、稼いだお金をこつこつインデックス投資に積み立てる。
ついにその資産が4000万円を超えた時点でセミリタイアを決意。
上司に来年3月末で退職する旨を伝えた。
これから彼は、月に3-4万円程度アルバイトで稼ぐだけであとは全く自由な生活を満喫しようというのだ。
これはこれで、これからの日本の中で、生きていく一つの方法だと思う。
彼が上司に辞意を伝えたときの上司の反応、およびブログ読者のコメントが下記のよう
ブラック企業ではやめることさえ、非常に大半らしい。
「金村さんの会社はホワイトですね。普通だったら・・・・」というコメントが3つもある。
「やめるとなったら奴隷扱い」
「モノを投げたり理不尽な難癖をつける」
「うちをぬけるのか ああん?」
「半殺しにあう」
なんてコメントが次々に寄せられた。
私はリタイアの身分。お客様とごく近い友人数人を除いて交際範囲はとても狭い。
お会いする人はみな、日本の中で成功した勝ち組、それもずば抜けた勝ち組の方ばかり。
ブラック企業のことは、本の中でしか、知識の上でしかしらない。
やめることさえ、こんなに大変なブラック企業。
実はこれから一歩、一歩、日本に浸透していくだろう。
ホワイト企業も少しずつその毒に侵されていく。
(なぜなら短期的に見ればブラック企業的運営は資本を効率的に活用し、その会社だけでいえば利益を上げやすいから)
金村さんが、これからの日本で自分らしく納得できる人生を送ることを応援しながら見守りたい。