フィリピンに送金する。
フィリピンに送金する。
今日は、フィリピンに慣れた方ならだれでも知っていることです。
海外送金というと敷居が高い感じがする。
日本で何かの送金をするときはネットバンクで、IDやパスワード、セキュリティデバイスなどがしっかりあれば、ごく簡単。
とても便利である。
海外送金を都市銀行からしようとするとそれなりの時間と費用がかかる。
6000円以上はするだろう。
目的も聞かれ、内部の審査でそれなりに待たされる。
手数料が比較的安いところではセブン銀行などからも送金できる。
手数料はフィリピンに送金する場合、100万円まで一律2000円
安いとは言えるのだが、登録に時間がかかる。
ネットで申し込んでも関係書類をセブン銀行に送付して審査を受ける必要がある。
マイナンバーとセブン銀行の登録住所が一致していることも条件になる。
私は、念のためマイナンバーは取得してあるが、当然そこに記載されている住所に今は住んでいないし、銀行登録住所とも相違する。
さて困った。
少額だが緊急にフィリピンの知人にお金を送らねばならない。
いろいろ探して見つけたのがWESTEN UNION BANK の海外送金。
ここでの提出すべきものは身分証明書(免許証)とマイナンバー。マイナンバー提出は求められるが、マイナンバーと身分証明書の住所の一致は求められない。
しかも必要な情報は送金先の国の名前、送金相手の正確なフルネームだけである。
私はたまたまHISの窓口で手続きを行ったがHISのスタッフが書き方を丁寧に説明してくれて全部で20分くらいで手続きを完了した。
これでMTCN番号という番号が発行される。
この番号を相手に伝えると 相手は自分の身分証明書をもってWESTEN UNION BANKにいって現金を受け取ることができる。
この仕組みは相手の銀行口座に送金することもできるが、フィリピン人は銀行口座をもっていなかったり、もっていても休眠している人がいまだに多い。
念のため、WESTEN UNION BANKに直接電話をして、フィリピン内で受け取りに必要になる身分証明書を確認したところ「いろいろあります。一度でも海外送金を受け取ったことがある人なら大丈夫だと思います」との回答だった。
なお、日本のように運転免許証をだれでもが持っているわけではない国だが、その代わり身分証明書としてWESTEN UNION BANKに認められる書類は多数あるようだ。
手数料は
1万円までが990円 (最大1%)
5万円までが1500円 (最大0.3%)
10万円までが2000円 (最大.0.2%)
25万円までが3000円 (最大0.12%)
50万円までが5000円 (最大0.1%)
100万円までが6500円(最大0.065%)
10万円を超えるとセブン銀行を経由したほうが安くなる。
なによりもWESTEN UNION BANKの取次店で手続きをするのが便利で早い。
これは例えば、フィリピン国内にいる日本人の知人(旅行者)に送金することもできる。