50代にてリタイア&海外移住 デフレ投資家 吉村のブログ

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フィリピン人あるある。

フィリピン人あるある。

 

ある日本人向けのカラオケに勤める女の子の話。

 

彼女は、マカティ近辺の友達の家に格安で居候させてもらっていたが、その友人の都合で部屋を出なければならなくなった。

 

兄たちの家はマカティから遠いケソンシティ。片道早くても1時間半かかる。

 

彼女はマカティから少し離れたところでアパートを探すことはせずに、兄たちの家に帰った。

 

当然家賃負担がいらないので交通費が増えても負担は少なるだろうという予想。

 

毎日往復4時間近くかかるのは大きな負担。

 

カラオケに遅刻することも増えた。遅刻すると、ペナルティーといって給料が減額になる。

 

この減額には日本のような制限はなく、前回の15日分の給料は2500ペソでしかなかった。

 

「アパート代がかからないからいいっていうけれど、遠くてペナルティばかりじゃ、結局高くつくでしょ。ところで交通費ってタクシーを使わないとしてどれくらいかかかるの?」と私のアドバイス。

 

彼女はその場で、初めて計算をしだして、1か月の交通費が25日勤務で4500ペソにもなることを発見。

 

「こんなに高いんだ。アパート借りてシェアしたほうが安かったかも」という。

 

日本人だったら、普通、新しい生活のコストや大変さをいろいろ計算して、最終的にきめるだろう。

 

それはお金持ちだろうが、そうでなかろうがほとんど変わりない。

 

このフィリピン人女性は、専門学校もどきであろうが、一応大学を卒業している。

 

それでもこんなもの。

 

別のケース。

 

フィリピンの会社に組み立て式のスチール本棚が到着した。

 

当然、それには組み立て方の解説書もついている。

 

しかし、スタッフは誰もそれを見ずに、1つ1つの素材を手にして見様見真似で組み立て用としている。

 

トータルして時間も手間もかかる。

 

このスタッフたちも一応、ホワイトカラーの一員であり、極貧層ではない。

 

詳しくは聞いていないが、ある程度の学歴もあるのだろう。

それでもこんな感じ。

 

私の経験範囲で一般論として書くのはやや適切ではないかもしれないが、

 

多くのフィリピン人は目の前に現れることだけに着目して行動し、計画を立てる。

 

少し先を見越して計算したり、計画を立てたりすることが苦手のように見受けられる。

 

私はフィリピン人でもハイレベルの方たちとの付き合いがあるわけではないので、上のクラスの人たちにあてはまるかどうかわからない。

 

この点を逆に考えるならば、中長期的に物事を検討、判断、思考できるフィリピン人スタッフを雇用できたり、育てあげられるならば、多くの人がそうでない以上、ビジネスチャンスはぐっと広がるのかもしれない。