アメリカの利上げ アジア通貨危機と比較する。
アメリカの利上げ アジア通貨危機と比較する。
FRBが利上げに踏みきった。
2017年には3回の利上げを見込むと示唆している。
1ドルは118円に上昇。私の身近なところでいくと
10000円札1枚でフィリピン4200ペソ トランプ大統領当選の時は10000円=5000ペソまで行ったので約20%の円安である。
それでも対ドルでペソは安くなっているので、円とペソの関係では円は昨年ほど円安に振れていない。
アメリカの長期金利も上昇し、世界中のお金がアメリカに戻ってきている。
日経新聞 12月16日号によると
11月1か月に新興国から242億ドル(2兆8千億円)の資本が流出している。
またドル建ての債務が10年で3倍に。返済負担は大きくなっている。
アメリカの利上げは1997年のアジア通貨危機の原因の1つである。
当時は台湾や日本以外はほとんどの通貨が米ドルとペックしていたという違いはある。
米ドル資金を大量に受けれて経済成長を果たしていた国(特にタイ)が
→アメリカの利上げ、米ドルの上昇
→それにともなう自国通貨の上昇
→競争力の低下
→自国通貨や経済への信認の低下
→外貨準備高がそこを付いた新興国の変動相場制への以降
→資金の流出 国内経済の停滞、大混乱
アジア通貨危機を素人目線で簡単に解説すればこうなる。
その時の危機に比べて
その1 問題を軽減する要因
このときに比べてアジアは香港を除いてすべてドルペック制をはずしている。
またこのときの危機を教訓にして外貨準備を蓄えてきている。
アジア通貨危機もアメリカが「強いアメリカ」政策を取り、ドル高に路線を切ってから実際にタイバーツの危機が勃発するまでに4年かかっている。
当面、何か問題が起きるとは思えないという考え方もある
その2 問題を深刻化する要因
長期間低金利に慣れ続けた世界の主要国は、以前に比べてわずかな金利上昇に敏感に反応して、予想以上の大きな影響を生じる可能性はある。
リーマンショク前のアメリカの長期金利は確か4.5%程度。
今から見れば、この金利は非常に高いと思われるかもしれないが、1990年代のアメリカは10%を超える金利の時代もあり、4.5%の金利は決して「高金利」とは認識されていなかった。
しかし、その金利はサブプライムローンを抱える多くの人にとって限界であった。
その時よりも世界はお金が余っている。
現在の金利がほんの1%か1.5%上昇しただけで、思わぬ波紋を生み出す可能性は常にある。
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http://blog.livedoor.jp/m1210yoshiharue/archives/14419257.ht