ダバオで爆弾テロ
ダバオで爆弾テロ
昨夜 フィリピンのダバオのマーケットで爆弾テロがあった。
12名がなくなり50名近い人が負傷したとのこと。
ダバオはドウトルテ大統領の地元。彼も同じ時間、ダバオに滞在していたそうだ。
彼が市長の時代にダバオの治安は劇的に改善し、夜中に女性が一人道を歩いていても安全とされている。
小さいところではタクシーのぼったくりなども皆無。
私の勉強しているオンライン英会話の先生も多数いる。
人口120万人ほどの中小都市だが、マニラについてセブと同じくらいの数の英語の先生がいる。
昨日深夜2時ころにこのことを聞いた私は、ダバオの先生にメッセージを送った。
爆発のあった市場に妹がいっていてが、偶然にも家に帰宅したあとに爆発が起きたそうだ。
家族、親類、友人は全員無事。
イスラム過激派が声明を出し、テロを継続すると宣言している。
FBのグループの中では、はっきり確認はできていないが、
すでに複数のほかの場所で爆弾が発見されているとか Panaboという地域で爆発があったという情報も流れている。
現政権は就任以来、警察と自警団で麻薬関係者2000名を裁判にかけることなく殺害している。
国連をはじめとした国際社会からいくら非難されても大統領は意に返さない。
そしてフィリピン国民の圧倒的多数はこの殺害も含めてドウトルテ大統領を支持している。
多くのフィリピン人がいうのは「これくらいやらなきゃフィリピンは変わらない。だから支持する」といった意見である。
フィリピン社会の中には特に貧困層に私たちが想像する以上に麻薬が深く根を下ろしているようだ。
私は最近、シングルマザーとか最底辺に生きる女性に関しての本を読んでいる。
そこには、日本の一つの側面が現れているのだが、売春に流れるという話はあっても、麻薬におぼれるという話はほとんどない。
またあまり報道されていないが、彼はダバオ市長時代にイスラム過激派をダバオからいわば追い出した。
フィリピン共産党とはなんらかの和解の道を探るドウトルテ大統領だが、イスラム過激派には厳しく対応しているようだ。
これでドウトルテ大統領は「イスラム過激派の掃討」を目的により一層、武力を含めた闘争が激しくなるだろう。
もちろん一般市民を爆弾で殺傷することが許されるはずはない。
ただイスラム側の声は聞こえてこないので、はっきりわからないけれど、彼らにも言い分があるはずだ。
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