50代にてリタイア&海外移住 デフレ投資家 吉村のブログ

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セルビア人先生にお盆休みが一週間といっても理解されなかった!!!

セルビア人先生にお盆休みが一週間といっても理解されなかった!!!

世間はお盆休み。

毎日の英会話レッスンでは日常生活がネタにされることが多い。

 

実は私はある意味フリーランス
提携先やお客様、会員の方へ定期的に連絡をとっていればあとは自由。

こういうことを書くと炎上してしまうかもしれないが、
時々、今日が土日なのか平日なのか?忘れてしまうことがある。

 

テレビも基本的には見ないし、新聞も今のところヤフーと日経新聞のネットサイトで十分間に合っている。

 

昨日の英会話のネタは「お盆休み」
私から「公務関係はお盆休みがなく、民間企業の場合は短いところで2日(プラス土日)
長いところ土日含めて10日とか11日くらいだろう」という話題になった。

セルビア人の英会話先生はどうしても、理解できないようだ。

「豊かな日本でなんでそんな夏季休暇が短いのか?
 失業率が高く、平均所得もせいぜい1か月1000ドルがいいところのセルビアでも
 夏季休暇2週間は当たり前。みんなこの休みを楽しみに、満喫している」

という。

「なぜ日本の国民はそういう要求をしないのか?」と何度も質問してくる。

私が「日本の正社員は一部の公務労働者を除いては長時間労働サービス残業が当たり前でそんなことを要求する力はないんですよ」と説明しても

先生「労働組合が要求すればいいじゃないですか」と(なんで当たり前のことができないの?)みたいな質問。

私「日本では労働組合がある会社に勤められるのはかなり良い条件の方。国民の中には労働組合は組合員のためだけに存在して、一般の国民にとって目障りな存在と思っている人も多い」

(さすがに維新という政治勢力は労働組合を敵視していて、国民にはかなり人気があるなんて内容を英語では説明できなかった)

セルビア人先生は、最後まで感覚的に理解できなかったようだった。

セルビア人は旧ユーゴの政権時代(旧共産主義の時代)を悪くは思っていない。
指導者チトーが死んでからは経済がおかしくなってしまったという認識。
今でもチトー(ソ連でいえば マルクスやレーニン)は国民の英雄として認識されている。

そういう影響もあるのかもしれないが、
国民の働く条件を国民が労働組合を中心にして要求して勝ち取っていくというオーソドックスな考え方が、まだ当たり前のようにある。

 

日本はそのあたりが、うまくぼかされて、対立構造があいまいにされて、
10日間の長期休暇(貧しいセルビア人からみても短すぎる休暇)を不満に思わない、
要求が政府や企業に突き付けられない構造がうまく、温存されている。

 

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